I designed a T-shirt. This is to support the athletes of South Sudan who will participate in the 2020 Tokyo Olympic and Paralympic games. Sales proceeds will be used as support funds for players. I was interviewed by many media about the T-shirts I designed. Buy and wear this T-shirt and support the athletes of South Sudan!I am very happy to have a design related to Africa even in Japan!!!
2019年9月25日付の上毛新聞23面(社会面)に、南スーダンを応援するために作成されたTシャツの記事が掲載されています。前橋市は南スーダンの東京オリンピック・パラリンピックのホストタウンなのですが、南スーダンは2011年に独立した世界一新しい国家でまだまだ国内が不安定。そこで、前橋市は南スーダン代表選手をオリンピックよりずっと早く呼び寄せて長期合宿事業に取り組んでいます。そんななか、何か応援できないかという思いを持つ者たちで立ち上げた『南スーダン応援委員会』に賛同しその一員として、Tシャツのデザインおよび、それを宣伝するポスターのデザインを手がけました。
Tシャツは1枚3,000円(税抜)で販売。前橋市のふるさと納税でも取り扱い予定。制作費用などを抜いた売上金はすべて支援に回ります。
—————
【Tシャツのテーマとデザインコンセプト】
<テーマ>
『南スーダンと前橋市における スポーツを通じた異文化理解と交流の促進』
<コンセプト>
今回の取り組みが一目でわかるメッセージをTシャツ前面に配したデザイン案。『MAEBASHI』の2つの『A』の中に日本を代表する桜と松の文様を、『SOUTH SUDAN』の『O』と『D』の中に東アフリカ地域でよく見かけるアフリカンプリントのパターンを用い、さらに黒地にオレンジからイエローへのグラデーション文字とすることで、オリンピックへ向けたみなぎるエネルギーを表しています。また、Tシャツ背面には、上段に南スーダンでポピュラーな家畜や野生動物・男女のアスリートを、下段に前橋市を象徴する花木や建造物をイラスト化。赤城山から昇る大きな太陽はアフリカの大地から見るそれのように大きく神々しく表現し、その輝きに包まれながら南スーダンの選手たちが本番まで安心して練習できる、前橋市の素晴らしい環境を表現しています。このTシャツを通じて、アフリカで2年間デザイナーとして活動した者として最も伝えたいのは『互いを知る』ことの重要性です。このTシャツを目にし、手に取り、想像を膨らませることで、異文化理解と交流の促進の一助となればと思い製作いたしました。
————-—
…ボツワナで思ったんだよね、異国で生活するってとてもエキサイティングだけど、同時にとても不安。ましてや、遠いアジアの辺境へ来るわけだから、オリンピック代表選手だってきっと時には心細い。ボツワナでぜんぜん日本が知られていなくて毎日毎日ニーハオって言われて、そのたびに『違うよ、日本人だよ』ってもう口癖だった。だけどそう伝えれば『へー!日本語でハローってなんて言うの?」って言ってくれるボツワナ人もいた。知らないことは不安につながるけど、その不安を払拭するためには相手を知ればいい。知り合えばいいだけ。そんな想いから、私たちはあなたたちを歓迎してるよ、南スーダンに興味を持っているよ、と伝えたくて作りました。日本に帰国してもこうやってアフリカに関連する仕事ができてとても光栄です。